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3-1.簡単な設計
学校を例にして、学生の試験結果を管理するようなデータベースを作成します。
まず、どういったデータを扱うかをイメージします。
今回の場合は、下記の2つの表のデータを取り扱います。
【試験結果】
学生ID | 英語 | 数学 | 備考 |
---|---|---|---|
00001 | 80 | 85 | なし |
00002 | 70 | 95 | なし |
00004 | 90 | 55 | なし |
【学生名簿】
学生ID | 氏名 | 氏名 (ローマ字) |
入学年度 | 住所 1 | 住所 2 |
---|---|---|---|---|---|
00001 | 佐藤 太郎 | Sato Taro | 2000-04-01 | 北海道 | 1丁目 |
00002 | ウルトラ マン | Urutora Man | 1999-08-01 | 新宿 | 2丁目 |
00005 | ライダー 1号 | Raider One | 2002-01-01 | 畑 | 第1区画 |
テーブルを作成するとき、決めておく点がいくつかあります。
-
物理名の決定
日本語の表現は論理名と呼び、英語の表現を物理名と呼びます。 -
型の決定
表現するデータが文字なのか、数字なのかを決めます。1.文字であれば精度(長さ)を決める必要があります。2.数字であればINT、FLOATなどを決める必要があります。 -
主キーの決定
データの一意に決定できるデータのことを主キーと呼び、その主キーを決めます。 -
NULLの決定
データがNULLでもよいかどうかを決めます。
上記の内容を決定した結果は下表の2つになります。
【試験結果】
論理名 | 物理名 | 型 | 精度 | 主キー | NULL |
---|---|---|---|---|---|
学生ID | id | 文字 | 5 | ○ | × |
英語 | eng | INT | - | × | ○ |
数学 | math | INT | - | × | ○ |
備考 | memo | 文字 | - | × | ○ |
【学生名簿】
論理名 | 物理名 | 型 | 精度 | 主キー | NULL |
---|---|---|---|---|---|
学生ID | id | 文字 | 5 | ○ | × |
氏名 | name | 文字 | 20 | × | ○ |
氏名(ローマ字) | eng_name | 文字 | 20 | × | ○ |
入学年度 | entrance | DATE | - | × | ○ |
住所1 | addr1 | 文字 | 50 | × | ○ |
住所2 | addr2 | 文字 | 50 | × | ○ |
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